それは、人生の軌道修正は積極的にすべきだけれど、
創価学会の家に生まれてしまったのは決められた事実で、
0歳児の子供にはどうしても決定権限ないのです。
だから、前提としてあるものは全て受け入れ”利用”し、
ありとあらゆるものを私の人生のプラスになる物へ
変えてしまおうという方針です。
活動をやめたこの数年で学んだ最大のことは、
”逃げるということは世界で一番簡単なこと”。
その定められた運命から逃げないことです。
もし家を飛び出していたら、その時は学会と手が切れるけれど
世間に迷惑をかけるかもしれないバリ両親が気になる。
親と子は、いつまでたっても、親と子。
いくら好きでも嫌いでも、どうしたって縁は切れない。
そして逃げれば私自身が逃亡者扱いになってしまう。
学会に勝つ方法。
逃げない。死なない。病気にならない。
世の中に認められる立派な人間になる。
社会性を持ち他人に迷惑をかけない大人の人間になる。
そしてそれらを”誰に指示されることなく自分の意思で行う”事。
幹部に指導されてから気がつくのでは、遅い。
それにそんなエラそうな事をいう幹部が最低の人格な事も多く
私は活動家時代、誰の言葉を信じて良いのやらと言うことが
たくさんの機会でありました。
もしプロの歌手になりたいのなら、
そこら辺のプロになりそこないの先生に習うのはダメ。
もし会社の経営者として成功したいのなら、
大学の教授に教えを請うよりも、松下幸之助の本を読んだ方がいい。
学会だって、まるっきりそれと同じ。
素晴しい人格を持ち、心を豊かにしたいのなら、
そういう人と話をしないといけないと思う。
でも実際、こんな人になりたいなぁと思う幹部が
周りに誰もいなかったりする。
聖教新聞の汚い罵倒を読んだりすると、
私はこんな人たちのスピーチを聞いていたのかと思い、
余計に自分のこれまでの人生が悲しい。
ここまで多くを学ばせてくれた反面教師に、大感謝である。
私はまだ、バリの両親の下で暮らしています。
家は活動拠点で、たくさんの学会員が出入りしています。
ここの所、その皆さんたちと笑顔で話せるようになりました。
あちらは
「やっとありさが心を開いてくれた。
もしかしたら活動に戻ってくれるかもしれない」と
大勘違いしていると思います^^;
私はいつも彼らと話していて、
「ここで一生懸命活動を突き詰め真実にたどり着き、
まっとうな人間になれる様、修業して下さい」と
心の中で祈っています(笑)